« コミックマーケット93情報 | トップページ | C94頒布物情報 »

2018年1月18日 (木)

余白域Vol.01 特集「出版文化の中の『同人誌』」原稿募集

 
C93で頒布した『余白域 Vol.0』の特集テーマ設定は、文化としての同人誌の現在を考えることを意図していた。そして、次の夏コミ(C94)では、別の視点から同人誌について特集することを予定している。
 
 
今回のテーマは「出版文化の中の『同人誌』」(仮)としたい。これは前回の企画段階では特に意識していなかった日本の出版シーン全体から、同人誌を考えようというものだ。
私自身、Vol.0では「編集」について、同人誌と商業誌のそれを対比したが、私に限らず同人誌を商業誌と対比させることは、広く行われていると言える。たとえば、商業誌に対し同人誌の非営利性を強調したり、私もそうだが行き詰まりを見せる日本の出版シーンの中で、同人誌にある種の「希望」を見出そうとしたりする言説はしばしば見られる。これは商業出版の状況を批判的に捉え、オルタナティブなメディアとしての同人誌の可能性を訴えるものだ。
他方、商業誌と同人誌の垣根が低くなりつつあるという見方も存在する。なりつつあるというか、かつてから存在しただろうが、同人誌から商業作家を目指す、あるいは商業作家が同人誌を作り即売会に参加するというのは、今では当たり前のことだ。コミケの企業ブースやコミティアの出張編集部を見れば分かるように、各メーカーや商業出版社にとっても同人誌即売会は無視できない「マーケット」であり、作家を「発掘」する機会となっている。
そのような状況を念頭に置き、現在の日本の出版シーンで「同人誌」はどのようなポジションにあるのか、批判的に考察することが今回の目的だ。
また、今回の企画は出版文化において、同人誌はどのような位置づけなのか考えることと同時に、同人誌から日本の出版シーン全体を俯瞰することもひとつの目的としている。
 
 
上記を意識し、同人誌あるいは日本の出版状況を考察する原稿を今回は募集したい。
 
 
・自由テーマ投稿
また今回から、特集外の自由テーマによる原稿も募集したい。書評なども募集し、特に表現形式に制限は設けないつもりだが、執筆前にテーマ設定などをご相談頂ければ幸いである。
 
 
■要項
・内容:上記の趣旨を念頭においた「同人誌」に関する評論・エッセイ(同人誌即売会などの流通システムも含む)
・字数:3000~15000字程度(15000字以上は相談に応じます)
・締切:2018/6/17(日)(延長応相談)
・原稿データ形式:テキストファイル(実際の編集作業は、Googleドキュメントにて行う予定)
・寄稿者には掲載誌2部を進呈
・頒布予定:コミックマーケット94(2018/8/10~8/12)ほか
※ご応募の際は、応募時点でお考えの原稿の構想、文字量をお教えください。
※編者の処理能力により、予告なく受付を締め切る場合がございます。ご了承ください。
 
 
■ご応募・ご質問等
Twitter(DM):kei_furuto
メール:kei.furuto★gmail.com(★=@)
 
 
『余白域』編集・発行人
古戸圭一朗

« コミックマーケット93情報 | トップページ | C94頒布物情報 »

その他・お知らせ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 余白域Vol.01 特集「出版文化の中の『同人誌』」原稿募集:

« コミックマーケット93情報 | トップページ | C94頒布物情報 »

twitter

リンク

無料ブログはココログ